おかあさんがおかあさんになった日
お花屋さんの店先にも真っ赤なカーネーションが並びはじめました。
月と言えば『母の日』。
皆さんがお母さんになった日は子ども達が生まれて来てくれた日。
『ママ。』 『お母さん』と呼んでくれる日が待ち遠しいですね。
そして、いつの日か
成長した子どもたちから
『ママ。ありがとう』と言ってもらえる日。
その日が来る未来。楽しみにしていたいですね。
私自身、子ども達が成長して思えることは、
この日は「お母さんにさせてくれてありがとう。」
と感謝のできる日でありたいと思っています。
長野ヒデコさんの絵本
「おかあさんがおかあさんになった日」の一節
「あなたのおかげで、わたしはおかあさんに なれたのよ。
わたしのあかちゃん、ありがとう。
あなたのうまれた日。おかあさんが おかあさんになった日。」
子どもの寝た顔を見ながらこの1節を思い出すと、
明日も元気に過ごそう!と思えるかもしれません。
戦後のアメリカ式育児で、赤ちゃんを泣いても放っておくというのが流行りました。
泣くたびに抱きあげていては自立した子が育たない。
自立させるために、夜、泣かれても放っておくというものでした。
1週間泣かせると、泣かないで自分で眠るようになるなどと言われていました。
この考えは日本でも1960年ごろ流行りましたが、
そののち当のアメリカも「間違っていた」といわれるようになりました。
赤ちゃんをこうして放っておくと、
余計、寝なくなり夜泣きがひどくなってしまうそうです。 今では日本で昔からやっていた
「添い寝」がすすめられたりしています。
そのアメリカで最も有名な小児科医のシアーズ博士は、
長男と次男とともに、カリフォルニア州に小児クリニックを開業し、
マーサ夫人は看護師として30年以上のキャリアを持ち、
8人のお子さんのお父さんとお母さんでもあります。
博士夫妻が提唱する
「アタッチメント・ペアレンティング」という子育て法は、
世界中に広がっていますが、
そんなシアーズ夫妻も、
ベッドシェアリング(添い寝はすばらしい)と
アメリカで伝えています。
日本は良くも悪くもアメリカ流育児に影響されてきました。
みなさんのお母さん方世代がそうだと思います。
前の世代を責めることはできません。
それぞれの世代で、
子どもにとって良いと思われることを選んできたからです。
今の世代のお母さん方には、
スキンシップ・ふれ合うことの大切さをお母さん自身も感じていただきたいと思います。
日本ではほんの数世代前まで、長い時間おんぶされ
おっぱいも走れるくらいになっても飲んでいた時代。 親にとっても子どもにとっても肌と肌をふれ合う時間が大事な時代・・・どうぞ「つ」がつく9つ(9歳)までは安心して膝の上でOKですたくさん膝の上にいた子は
上手にひざからおりていくことができるのです。