【親子の基本はスキンシップ~パパもいっぱい愛タッチ!】
3月に雪が降るほどの寒暖差が激しい日が続いておりましたが、
桜の開花も今年は早まり、今週はピンク色のサクラの花満開で一気に春になりました。
4月は出会いと始まりの季節。
子どもと共に親になっていく皆様の世界も
新たな季節とともにどんどん拡がってステキな出会いがありますように。
パパ達だってはじめての育児。
どうやって他のパパ達の育児や家事関わっているか知りたいですよね。
赤ちゃんともどんな遊びをしてよいかママ以上にわからないことだらけだと思います。
父親も育児や家事を!とクローズアップされる時代になり、一昔とは異なり、
オフィスでも子どものことを話題にできるパパ達の姿があるようで、とても良いことです。
是非いっしょにパパも育ち合っていただけると嬉しいです。
男性がこの時代になって、子ども達との時間を意識するようになったのか?
というとそうではなさそうです。
近代になって父親が子どもと接する時間がなくなっていったようです。
それまでは父親も溺愛するほど、子ども達をかわいがっていたようです。
江戸時代末期から明治にかけて来日した外国人の残した文献から
父親達が子ども達を胸に抱いている光景描かれています。
「江戸の街頭や店内ではだかのキューピットが、
これはまたはだかに近い頑丈そうな父親の腕に抱かれているのを
見かけるがこれはごくありふれた光景である。
父親は見るからに慣れた手つきで
やさしく器用にあやしながら、あちこち歩きまわる」
外国人の目には日本の子ども達にとって
日本は「子どもの楽園」と表現してます。
「子どもは遊びに没頭し、
世界中のなかで日本ほど子どもが親切に取り扱われ、
そしてこどものために深い注意が払われる国はない。・・
子どもがどんなにやんちゃでも叱ったり、
懲らしたりしている有様をみたことがない・・・」
日本の育児は外国人の方から絶賛されていた様子が文献からわかります。
日本の子ども達の今はどうでしょうか?
虐待報道も後を絶ちませんが厳しく叩かれて
「しつけ」と称して育った男性たちが父親になって
もし、まだ叩くことが良いことと勘違いされていたら気づいてください。
江戸の時代末期の父親たちだけでなく周りの大人達が
抱っこしてあやしながら子どもを見守り
「この国ではどこでも子どもをむち打つことはほとんどない。
子どもに対する禁止や不平の言葉は滅多に聞かれないし
家庭でも船でも子どもを打つ、叩く、殴るといったことはほとんどなかった」と
記されています。
外国の方からみればとても幸せに映った歴史があります。
子ども達が幸せを感じることができるのは
たくさんスキンシップをしてあげることです。
パパもたくさん愛あるスキンシップのタッチを
赤ちゃんや子ども達に伝えふれてください。
あたたかな愛あふれるタッチは
オキシトシンという愛情ホルモンの分泌が高まります。
臨床からも子どもの頃に温かなスキンシップが足らなかった場合、
「愛された」という心の充足が足らず
問題行動へとつながる可能性もあるようです。
子どもの「甘え」「依存」を受け入れてあげてこそ
健全なる「反抗」「自立」があると言われています。
家族で素敵なスキンシップを!
ぴよぴよでのスキンシップあそびは
パパも誘ってお家でしてみてくださいね。
さぁ!新しい出会いが今年度もたくさんありますように。
4月にまたお会いできることを楽しみにしております。
お引っ越しされてきたご家庭、小さなお友達、
はじめてのママ達が孤立しないように
お声かけしてお誘いください。お待ちしております。
***宗藤純子***