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2019/06/24

【中学校の試みの本質】@こども専門家アカデミー in 世田谷

こども専門アカデミーIN 茅ヶ崎時代から
刺激をたくさんいただく山口有紗先生主催のこども専門家アカデミー in 世田谷!
先週の夜の研修でした。
早くに満員御礼のテーマは
~子ども中心の「がっこう」再考~
情報番組や情報誌でもクローズアップされている今年度で退職される西郷孝彦校長先生
茅ヶ崎市で小学校の先生をされていた時にアカデミーで学びの時間を共有していた石井先生!
(現在は小金井市前原小学校)のお二人からの貴重吸収の時間でした。
私は実際にご本人にお会いしてお話をお聞きすることを大事にしたいこともあり
今回の西郷校長先生にお会いするだけでもウキウキわくわく状態でした。
Setagaya2
お二人の魅力あふれる先生の共通ワードは『がっこう』『楽しむ』
西郷先生は「みんなが楽しい学校をつくるには」。
先生が10年の在任中で取り組まれてきたことの紹介は色々な媒体でされていますが、
学校パンフレットの表紙には
「Enjoy difference、Enjoy diversity!」
『インクルーシブ教育の再定義:わかりやすい言葉で』                 
           ↓
【すべての子どもたちが3年間を「楽しく過ごす」】

Setagaya1

目の前の子どもをとにかくよく観察する        
◆職員室前、廊下も教室!廊下は「第二の教室」
先生の写された生徒たちのそれぞれの居場所での姿。
ハンモックで揺れる生徒。屋上から外を眺めている子。
そして廊下は、授業中に教室に入りづらい子たちが勉強する『居場所』となる。
◆チャイムが鳴らない。校則がない。
◆制服は着ても着なくてもいい。
◆タブレット端末や携帯電話も持ち込み可
◆大好きな先生を独占できる『ゆうゆうタイム』
◆生徒手帳には、3つの「心得」と子どもの権利条約の一部のみ。
「礼儀を大切にする」「出会いを大切にする」「自分を大切にする」 

Setagaya3
教室に入りづらい。不登校。発達特性のある子どもたち・・・
どんな子も個性を生かして生き生きと中学生活を送り、勉強できる環境を整えるのが『がっこう』
先生が着任された時は、荒れていて、先生方の怒鳴り声も絶えなかった。
生徒の声に耳を傾け、危険な時以外には、
絶対に生徒を怒鳴らないように教員にもお願いし、先生方も変わられていったそうです。
Setagaya4

今は家庭環境も多様化し、いろんな意味で自分を認めてもらえず、家でも学校でも居場所のない生徒も少なくない。
現在も『小学校から進学した新1年生は大変です。』とお話されていました。
1年かかります。と・・警察も入ることもあるそうです。
西郷先生の子どもへの本当の意味でのひとりひとりの個性を大事にしていくことへの取り組みは『信』『待つ』。
先生方の共通理解と多くの大人が地域が関わっています。

先生自身のお話の中でもでてきたドキュメンタリー映画「みんなの学校」の
大阪市の公立大空小学校の木村泰子先生の「すべての子どもの学習権を保障する」という教育理念。と重なります。
大空小学校は障がいのある子もない子もすべての子どもが、ともに同じ教室で学んでいます。
全校児童の1割以上が支援を必要とする子であるにも関わらず、不登校児はゼロ。他の小学校で、厄介者扱いされた子どもも、この学校の学びのなかで、自分の居場所を見つけ、いきいきと成長していることが紹介された学校です。
桜丘中学校は公立中学校です。
こうした2つの小学校、中学校のような環境ばかりではないのが現実だと思います。
どうしたらどの子にとっても
「楽しい学びのできる学校」
「楽しいと思える学校」に『がっこう』という環境がなりえるのでしょうか?
子どもたちのマナビの『居場所』はどこでもよい時代。

子ども達と関わる大人もこれからの『がっこう』をそれぞれに考えてみる時代。
これは先生たちにも言えることかもしれません。先生方にとっての『がっこう』はどんな場なのでしょうか?
先生方もそれぞれの想う「楽しい」があるはずです。

これからの『学校』・・・小学校、中学校、高校と皆さんはどんな学校をつくりたいですか?
ご一緒させていただいた皆さんありがとうございました🙏🏼

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