フォト

« 【ありのままに「ありのまま塾」】@茅ヶ崎。 | トップページ | パパと遊ぼう2019 »

2019/06/29

【大人が幸せであれ】西野博之さんの講演会@藤沢市

市内の西野博之さんの講演会へ。
1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりに長年関わられての視点から
「いじめ」に負けない心のエネルギーをテーマに親子で育む自己肯定感。

NishinoNishino4
「いじめに負けない」という表現や「いじめ」という言葉のあつかい方に
最近、私的には心に虚しさが・・
『いじめ』によって自らいのちを絶つ子ども達。追い詰められた子ども達が逃げれる場所は?
『居場所』の大事さ。『休む』という選択肢は?
大人達はヘルプに気づけずにいた大きな課題と重荷を背負っていきます。
大人のひとりとして「子どもの最善の利益」を図るためにできることは何か?考える時間になりました。
子ども同士だけではなく
「いじめ」=「虐め」とも「苛め」も。親からの「虐待」のニュースも増している昨今。
「いじめ」をされた子だけでなく、罪を背負うことになる「苛め」をした側の子ども。「虐め」をした親。
その背景や環境、生い立ちにも注視していく必要性があると私は思っています。
子ども達に「自分も他の人も大切にしいじめで困ったときは相談します」と伝えても
「大切にされた愛された経験がなかったら、、、」
自分という存在も他者も大切にできるとは思えない。
すべての子ども達の心やカラダが傷つかずに育っていける権利。できることから明日もしていこう。
身近な人から身近な地域から。
***
西野さんの現場での子ども達との関わりからお話しされた一例で、
2000年の川崎市で心痛む事件が起きたあと、語り合う会に
「今死にたいと思う人。人を殺してもいいと思う人集まって!」に16人も集まり、
その時に半数以上の子ども・若者がおなじことを口にした。
👇👇👇👇👇👇
『生まれてくれてありがとう』『あなたがいるから幸せだよ』というメッセージを親から一度も受けとったことがない。
やはりここが原点。
Nishino2Nishino3
そして、川崎市の子ども権利条例策定子ども委員会の子ども達がおとなに送られたメッセージは
大人が子どもを見ているよりも、子どもが大人をよく見ています。
【抜粋】《まず、おとなが幸せにいてください。おとなが幸せじゃないのに、子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰がおきます。
条例に、「子どもは愛情をもって育まれる」とありますが、まず家庭や学校、地域の中で
『おとなが幸せでいてほしいのです』子どもはそういう中で安心して生きることができます》
*******

Nishino1
西野さんの紹介くださったデータ👇👇👇
◆児童虐待件数過去最高の29年度。133,778件
◆不登校児童生徒2018.10月文部科学省発表
全国小中学校。14万4,031人
(中学生およそ30人に1人)
◆ひきこもり
半年以上就学就労していない
(15~39歳)54万人
2016.9月内閣府調べ
(40~64歳)61万人
2019.3月内閣府調べ
◆暴力行為2018.10月文部科学省発表
小中高校での発生件数
6万3,325件
★小学生の暴力行為データ取り始めてから過去最高
2万8,315件(5,474増加)
・対教師暴力13.7%
・器物破損17.0%
・生徒間暴力約67.3%
◆触法少年の補導人数
(平成29年 警視庁)
小学生が中学生を上回る
◆いじめ(2018.10月文部科学省)
小中高校でいじめの認知件数41万4,378件(前年32万3808件)
★そのうち小学校でのいじめ31万7121件(33.7%増)
重大事態の発生件数←いのちに関わるほど474件
👉小学生の中で何年生が最多か?という問いかけに
私は4年生かと想定していましたが現実は
👉👉👉小学校2年生。
深刻な日本の問題として
自死。それも子どもの自死。15歳~39歳の各年代における死因の第一位は自死。2019.3月(厚生労働省発表)
◆小中高校生の自死、1年間に369人(増加している)
・子どもの自死(19歳以下)
1年間に599人(増加している)
・大学生・専修学校生等あわせると1年間に812人。
◆子どもの貧困率
・13.9% 7人に1人の子どもが貧困(2017厚生労働省発表)12年ぶりに改善。
・ひとり親家庭の貧困率 50.8%

« 【ありのままに「ありのまま塾」】@茅ヶ崎。 | トップページ | パパと遊ぼう2019 »

思春期講座」カテゴリの記事

講演会・集い」カテゴリの記事

子育ち・教育」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

最近の写真

  • 9f41792e3e57430d8c8805f54c092ae8
  • Fujisan3
  • Asahi1
  • Eru
  • Eru1
  • Kugenuma1
  • Kugenuma
  • Kugenuma2
  • Kugenuma3
  • 41a
  • 41b
  • 41c